旅に出るのは何故だろう？とつねづね考えることがある。
自分探し？新しい発見？癒し？

ひたすら好奇心と感性のまま、
これまで世界中を旅して、シャッターをきった。
何気ない風景のワンシーンや人々の溢れる笑顔。

旅だからこそ出逢えたその瞬間が愛おしくて、
気づけば、また旅支度をしている。

まるで自分探しのように、、、。
この旅はいったいいつまでつづくのだろうか。

フォトラファー　蝦名まゆこ

ここ数年、なぜかスリランカに呼ばれる。そしてこの国の文化やおもてなしに魅かれてシャッターをきっていた。

コロンボにあるコロニアル調のホテル•ゴールフェイスホテルでは、
歴史ある建物と風情に、思いを馳せることもできる。
コロニアル調の格式あるホテルならではの螺旋階段は見事だ。

光と風が行き交うこの通路を歩く人々は、時代を超えて美しく凛としている。

海風を包み込むように開放的なレストランには、
この国に魅かれる人々の安らぎと微笑みに溢れていた。
日常から離れて異空間で、贅沢なひとときを過ごせる場所だ。

スリランカを代表する伝統料理エッグホッパーは
ビジュアル、味共に記憶に残るものだった。

ここにはスリランカ人の日常がある。
このようなワンシーンにこそ、その時間、その瞬間そこにいられたからこそ
撮れた貴重な１枚となる。

スリランカ現地で飲むスリランカティーは、風味豊かで味わい深い。
丁寧な手作業に見惚れて、気がつけばスリランカ各地のさまざまな紅茶を購入してしまう。

街には紅茶専門店があって、パフォーマンスを繰り広げてくれるお店もある。
ここはカルナカララから車で10分ほどのニゴンボにある紅茶専門店ディルマティーラウンジ 。

まるで神が舞い降りたかのような、神々しいシーン。

満月の夜、そぞろ歩く人々は、白い服を身にまとってお寺へとむかう。

スリランカ人の日常は、お寺や神社と共にある。
夕暮れ時となれば、スリランカの文化を感じさせる景観がお寺や寺院に広がる。

カルナカララ主催のヨガ教室は新しい体験を提供してくれる。
夕陽を眺めながらの海ヨガは何よりも至福のとき。

コロンボにあるゴールフェイスホテルでは、毎日日没にパイプオルガンの響きと共に国旗を降ろす儀式がある。
ここではスリランカの伝統とおもてなしを感じる最高の瞬間を切り撮った。

ご縁あって
10日間にも及ぶ「カルナカララ主催 春分満月リトリートツアー」への参加は突然だった。
フライト前日の決断、それはまるで何かに導かれたかのように•••。

このツアーの目的は「原点回帰」であり、神聖な聖地へおじゃまして時間を過ごす、という特別なツアーだった。

かつてからスリランカとのご縁を感じていて、そんな旅にとても興味をもった。
そして「スリランカで深呼吸！」を思い描いて旅立った。

スリランカという土地と、人々の祈りと喜び、春分満月というパワー。
滞在中では、大きな地球のパワーに包まれて思うがままにシャッターをきった。
また、清い心を取り戻してゆくリトリートメンバーたちと過ごすことで、自分自身を見つめ直すいい時間にもなった。

たくさんの聖なるパワーを浴びて、誘われるままに祈りも捧げた。

•••旅から戻ると、
リトリートメンバーのそれぞれに変化があった。
そして驚いたことに、
わたしの人生にも大きな変化が訪れた。

輝く島、スリランカというだけあって
スリランカにはまだまだ未知なる世界が広がっている。

次はいったいどんな旅をしようか。