器好きな人のこの1枚

器好きな人のこの1枚

2019/08/03

【vol.2~後編~】金工作家と草木染作家「tanetane」のこの1枚とは?

tanetaneさんへのインタビュー後編です。
>>>前編の記事はこちら

Q日常づかいしている器を教えてください

アトリエのある大磯で同じく活動している岡村工房さんの器

二梃木
ずっと愛用しているのがこの岡村工房さんの器です。ご家族(父・母・姉・弟)みなさんが陶芸家でいらして。これは(手でもっている緑と黄色の絵付けの器)、お母さんの作品で、息子さんの野球ボールをぎゅーっと打ち付けて模様をつけたそうなんです。そのエピソードを聞いたら「なんてお茶目なんだろう♡」って。

二梃木
どれも毎日本当によく使っています。それぞれが異なる作風で、個性が感じられるのも惹かれる理由です。必然と用途も変わってくるので、「これにはパンが合うかな~」「枝豆はこれにのせよう」と合わせる料理を考えるのも楽しいです。

お父さんは繊細な感じでシンプルなものが多く、お姉さんは女性らしい絵付けで、可愛らしい印象の作品が多いです。

小杉
元々の出会いは、雑貨屋さんで「かわいい!」とこのミニカーを手に取ったのがきっかけでした。「紙でできているのかな?」と思ったら陶器で。1個買って帰り、そこから買い足したくて展示会に行ったのがもう10年ぐらい前のことです。

二梃木
このミニカーは息子さんが作っていらっしゃるんですよ。他にもお皿を作っていることを知り、このアトリエを借りた時に「ここで器が使えるね!」と、お皿やコップを買うようになりました。大人買いができないので、本当に1枚ずつなんですけれどね…(笑)

■大家さんから届けられる新鮮な野菜を使った料理とも相性抜群

小杉
アトリエの隣に住む大家さんが野菜を育てていらっしゃってて。その野菜を毎日のようにおすそ分けしてくださるので、その野菜を使ったぱぱっとランチが私達の定番です。パスタの割合が圧倒的に多いかな…。そんな時にも、岡村工房さんの器が大活躍しています!

二梃木
自分たちのなかでこの器はこの料理が合う、と決めて使うことも多いけれど、最近は、いつもとちょっと異なる料理…例えば洋じゃなくて和の「煮物」を盛り付けてみたら「意外にも合う!」ってなったり。新たな発見がある、そういった何気ない楽しみ方があるのも器の魅力だな、と思います。

小杉
やっぱり使いやすさがいいからだよね。もう20種類ぐらいはあるかな!?

二梃木
もう数えるのも大変なぐらいの種類が(笑)。緊張しないで日常使いできるのがまたいいところで…。

テラスでランチをすることも多いのですが、庭の緑とも馴染む感じがまた私達にとっての惹かれるポイントになっているかもしれませんね。

【インタビューに登場した器作家】
■岡村工房
http://okamura-koubou.com/

tanetane

2008年に活動をスタートさせた、二梃木絵里(草木染)と小杉真由(彫金)2人組によるアーティストユニット。大磯にアトリエを構え、展示会や個展などに出店。最近では草木染めした布を使った衣類制作も行い、人気を博している。公式HPはこちら

文:田中恵子
はらぺこパブリッシングの代表。編集プロダクション、WEB制作会社などを経て30歳を期に独立。フードジャンルをメインに、主に紙媒体の編集・ライターとして活動。最近ではフードスタイリングやカフェプロデュースにも携わる。専らの食いしん坊。
写真:土肥さやか
はらぺこパブリッシングのカメラマン。撮影だけでなく、企画やスタイリングにも携わる。東京綜合写真専門学校卒業。スタジオメイユール勤務後、岡本真直氏に3年半師事のち独立。雑誌、広告、HPなど料理の写真をメインに撮影。撮影後の試食が至福の時。

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