tanetaneさんへのインタビュー後編です。
>>>前編の記事はこちら
Q日常づかいしている器を教えてください
アトリエのある大磯で同じく活動している岡村工房さんの器
二梃木
ずっと愛用しているのがこの岡村工房さんの器です。ご家族(父・母・姉・弟)みなさんが陶芸家でいらして。これは(手でもっている緑と黄色の絵付けの器)、お母さんの作品で、息子さんの野球ボールをぎゅーっと打ち付けて模様をつけたそうなんです。そのエピソードを聞いたら「なんてお茶目なんだろう♡」って。
二梃木
どれも毎日本当によく使っています。それぞれが異なる作風で、個性が感じられるのも惹かれる理由です。必然と用途も変わってくるので、「これにはパンが合うかな~」「枝豆はこれにのせよう」と合わせる料理を考えるのも楽しいです。
お父さんは繊細な感じでシンプルなものが多く、お姉さんは女性らしい絵付けで、可愛らしい印象の作品が多いです。
小杉
元々の出会いは、雑貨屋さんで「かわいい!」とこのミニカーを手に取ったのがきっかけでした。「紙でできているのかな?」と思ったら陶器で。1個買って帰り、そこから買い足したくて展示会に行ったのがもう10年ぐらい前のことです。
二梃木
このミニカーは息子さんが作っていらっしゃるんですよ。他にもお皿を作っていることを知り、このアトリエを借りた時に「ここで器が使えるね!」と、お皿やコップを買うようになりました。大人買いができないので、本当に1枚ずつなんですけれどね…(笑)
■大家さんから届けられる新鮮な野菜を使った料理とも相性抜群
小杉
アトリエの隣に住む大家さんが野菜を育てていらっしゃってて。その野菜を毎日のようにおすそ分けしてくださるので、その野菜を使ったぱぱっとランチが私達の定番です。パスタの割合が圧倒的に多いかな…。そんな時にも、岡村工房さんの器が大活躍しています!
二梃木
自分たちのなかでこの器はこの料理が合う、と決めて使うことも多いけれど、最近は、いつもとちょっと異なる料理…例えば洋じゃなくて和の「煮物」を盛り付けてみたら「意外にも合う!」ってなったり。新たな発見がある、そういった何気ない楽しみ方があるのも器の魅力だな、と思います。
小杉
やっぱり使いやすさがいいからだよね。もう20種類ぐらいはあるかな!?
二梃木
もう数えるのも大変なぐらいの種類が(笑)。緊張しないで日常使いできるのがまたいいところで…。
【インタビューに登場した器作家】
■岡村工房
http://okamura-koubou.com/
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2008年に活動をスタートさせた、二梃木絵里(草木染)と小杉真由(彫金)2人組によるアーティストユニット。大磯にアトリエを構え、展示会や個展などに出店。最近では草木染めした布を使った衣類制作も行い、人気を博している。公式HPはこちら